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個人事業主の「融資断念層」、「諦め層」に対応！
オリックス・会計ソフト弥生が融資

法人対象から個人事業主への融資にも拡大

オリックスが持つ与信ノウハウと、会計ソフトの弥生が持つ企業の財務ビッグデータを活用し設立したアルトア株式会社は、平成３０年１２月１０日、事業資金の短期・小口融資をオンラインサービスについて融資提供対象を個人事業主にも拡大したことを発表しました。
アルトア株式会社は、平成２９年１２月から「アルトア・オンライン融資サービス」をインターネット上で提供し、オリックスの持つ与信ノウハウと弥生が持つ会計のビッグデータをベースにＡＩ（Artificial Intelligence：人工知能）によって与信モデルを保有するのが強みでした。
これまで、「弥生会計」など利用する法人を対象に融資を行ってきましたが、その枠を個人事業主にも拡大しました。

金融機関での個人事業主への融資は困難

会計ソフトの弥生を利用する法人1,637社の平成２８年３月のアンケートによると、短期資金のニーズがあると回答した企業は全体の85.0%に上りましたが、融資を受けられなかった企業は31.7%と、金融機関での手続きの煩雑さにより借り入れに至らないことが判明しました。
また、個人事業主5,972人を対象とした同じ調査では、70.0%が短期資金のニーズがあったものの、実際に融資に至ったのは16.4%に留まりました。
44.2%の個人事業主が融資に至らなかったことが明白になりました。

融資額は最大300万円

アルトアでは、個人事業主の「融資断念層」、「諦め層」が多く存在することを指摘し、個人事業主向けのオンライン融資サービスを開始したとコメントしています。
融資金額は、50万円から300万円で金利は2.8%～14.8%と融資期間は最長で１２回としています。
アルトアでは、これまで初回利用の場合、オンライン審査終了後に融資実行まで最短３日かかりましたが、本人確認もオンラインで完結する方式を平成３１年１月、個人事業主向けも同年春をめどに手続きを10分から30分に短縮し、最短で即日融資も可能としています。

個人事業主の突発的な資金ニーズにも対応

アルトアでは、9,000を超える会計事務所とのパートナーシップを活用し、個人事業主の運転資金や設備投資などの資金ニーズや突発的な融資ニーズにも対応するとしています。
今後は、融資実績やリスク管理を積み上げ、金融機関との共同事業を繋げる予定としています。
アルトアは、融資手数料や保証人、担保も不要であり、今後は段階的に弥生会計ソフト利用者外にも融資対象を拡大していくとしています。

[2018.12.25更新]

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