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航空会社、LCCも機体リースバックへ!
成長率高いインドLCCもリースバック契約

リース会社が旅客機を購入、航空会社へリースバック

リースバック中国のCDBアビエーション(China Development Bank Financial Leasing Co LTD:国銀金融租賃)の子会社で、アイルランド共和国の人口の3分の1が集まる最大都市・ダブリンを本拠地とするCDBアビエーション・リース・ファイナンスは、平成30年11月12日、ジェット旅客機A320の100機目を取得したことを発表しました。
この機体は、インドのLCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)ゴーエアへリースバック契約ですでに締結されており、平成30年末にゴーエアへ納入される予定です。

インドLCC「ゴーエア」機体は全てリースバック

ゴーエアは、現在43機のA320を保有しており、CDBアビエーション・リース・ファイナンスの他に、日本の三井住友グループの航空機リースを行うSMBCアヴィエーションキャピタルや、ダブリンで航空機リースを行うアヴィエーション・キャピタル・グループ、米国のゼネラル・エレクトリック社の関連会社で航空機や空港に関連したインフラ投資をするGEキャピタルアヴィエーションサービスからも旅客機をリースバック契約で運用しています。
リースバックは、企業の本社社屋や工場、住宅などに限らず、LCCにも利用が拡大されていることがわかります。

経済成長率高いインド、日本へも就航なるか

リースバックゴーエアは、平成17年に運行を開始し、現在は インド国内線のみに就航するLCCで、日本国内との就航はないものの、平成30年10月からは、タイ最大の島、プーケット島と新規就航を明らかにしています。
インドは、経済面でも人口は12億人を超え、日本の自動車メーカー・スズキの工場で大成功を収め、優秀な研究員や技術系人材が多くIT(Information Technology:情報技術)技術者を低コストで雇用することもできる可能性の大きな魅力的な国です。
IMF(International Monetary Fund:国際通貨基金)では、経済成長が鈍化する中国に変わり、インドの平成30年のGDP(Gross Domestic Product:国内総生産)は7.7%との見通しを発表しました。

今後増加傾向?リースバック契約

航空会社は、これまでは旅客機の購入が常でしたが、財務的に難しい場合がある場合、リースにより機体を借り入れることが多くなっています。
これまで、リースには短期間のウェット・リースと長期間のドライ・リースがほとんどでしたが、リースバックと言う新たな手法で、これまでのリースに加え、数年後には機体を自社所有にすることも可能になってきました。
これは、企業の本社や自宅など、窮地に落ち行った時、所有物を押えられるのでなく、リースバックにより、一時的に貸借し、数年後に業績回復すれば所有権を戻せると言う最大のメリットがあります。


[2018.11.30更新]

     

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